先生の研究が家族の人生変えた:本庶佑氏にがん患者感謝 4月2日

画期的ながん治療薬開発に道を開いたとして2018年のノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京都大特別教授が2日、京都市下京区でがん患者ら200人を前に講演した。本庶教授の講演に先立ち、がん治療薬のオプジーボが効果を発揮した千葉県佐倉市の清水公一さんが肺がん治療の経緯を振り返り、「本庶先生の研究がなければ、子どもの成長を見られなかった。僕の命を救うだけでなく、家族の人生を変えた」と感謝の言葉を口にした。