ドルトムントの夕べにて - 循環の未来と香川真司選手との邂逅
2025年6月19日、大阪・梅田に誕生した新街区「グラングリーン南館」にて開催されたイベント、「NRW-ドルトムントの夕べ」。
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州(NRW州)とドルトムント市が主催するこのレセプションは、単なるビジネスの交流会ではなく、サーキュラーエコノミーという未来的なテーマをもとに、経済・文化の両輪でつながる時間でした。
基調講演やパネルディスカッションでは、リサイクル技術、スマートシティ、都市と産業の共創など、ドイツと日本の知見が交わりました。経済の循環性だけでなく、人のつながりの温かさにも触れられる貴重なひととき――。
そのとき、ボールがつなげた縁
この夜のハイライトは、何と言ってもサプライズゲスト、香川真司選手との邂逅でした。
ドルトムントの10番として世界にその名を響かせた香川選手。彼と屋内で撮影した一枚、私はスーツにネクタイ、彼はリラックスしたカジュアルな装い。
並んで笑みを交わしたあの瞬間は、まるで時が緩やかに流れたように感じられました。
「Echte Liebe(真実の愛)」――BVBが掲げる言葉が、まさにこの場に満ちていた。
循環は経済だけでなく、心にも
サーキュラーエコノミーとは、資源を再利用するだけでなく、人と人とが再び出会い、共感し、価値を循環させることだと気付かされました。

私にとって「ドルトムントの夕べ」は、サッカーと未来社会、文化と経済が織りなす一夜の奇跡。
香川選手と交わした一言、ドイツの来賓と交わした笑顔は、きっとこれからも心の中で循環し続けることでしょう。

Danke, Dortmund. Danke, Zukunft.
