はじめに
先日、初めてメナード美術館を訪れ、「額縁のむこうのFRANCE展」を鑑賞してきました。この企画展では、フランスにまつわる珠玉の所蔵作品が展示されており、まるで時空を超えてフランスの芸術の息吹を感じることができました。
さらに、チケット売り場で「ボンジュール」と挨拶すると、チケットが800円になるという「ボンジュール割」があると聞き、試してみたくなり訪れました。
ボンジュール割の体験
受付の女性が微笑みながら迎えてくれたので、少し緊張しながらも「Bonjour!」と声をかけると、彼女の笑顔がさらに広がりました。「ボンジュール割ですね」と優しく答えてチケットを手渡してくれました。その瞬間、まるでフランスの街角で挨拶を交わしたかのような温かい交流が生まれました。チケットが800円になる特典も嬉しかったですが、それ以上にこの小さなやり取りが心に残りました。最後に「Merci beaucoup!」と感謝の気持ちを伝えました。
印象的な作品たち
展示されていた作品の中でも特に印象的だったのは、ジャン=バティスト・グルーズの「恋文」(1770年頃)です。若い女性が恋文を手にしている瞬間を捉え、その表情からは恋のときめきと不安が交錯する様子が伝わってきます。
ジャン=フランソワ・ミレーの作品も展示されており、彼の描く農民たちの姿には、日々の労働とその中に宿る尊厳が感じられました。ピエール=オーギュスト・ルノワールの「読書する女」は、柔らかな光の中で本に没頭する女性の姿が描かれており、その穏やかな時間の流れを感じさせます。
フィンセント・ファン・ゴッホの作品は、彼の独特な筆致と色彩感覚が際立ち、見る者を圧倒します。パブロ・ピカソの作品も展示されており、その革新的な表現方法には、常に新しい視点を提供する力があります。そして、藤田嗣治の「花を持つ少女」は、彼の繊細な描写と独特の色使いが光る一品で、少女の持つ花の美しさが際立っています。
おわりに
この展覧会を通じて、フランスの芸術の多様性とその魅力を存分に堪能することができました。
展示を見終えた後、近くのカフェでお茶をしながら、心に残った作品や体験を振り返る時間もまた、特別なひとときでした。
C’était une expérience inoubliable!