「現代美人画 エキゾチックウーマン展」郷さくら美術館- 4つの作品が描く、エキゾチックな女性たち

染谷香理《夜昼桜図》

特に注目すべきは、染谷香理さんの2020年の作品《夜昼桜図》 です。

昼は青空と白い雲に映えるピンクの桜、夜は満月と星空に浮かぶ白い桜、真ん中は川で時間をつないでいるという構図です。

桜の花びらが舞い散る様子も美しく表現されています。

屏風に描かれた桜の花は、昼と夜の対比を表しています。

この作品《夜昼桜図》は、NYで展示された後、中目黒では初めて展示されたそうです。

《銀舞祭》　 仲裕行 1995年

ミャオ族

ミャオ族は、中国の国内に多く居住する民族集団で、同系統の言語を話す人々は、タイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムなどの山岳地帯に住んでいます。彼らは自然界のすべてのものに精霊が宿ると考えており、精霊と通じることによって生活を上手に送ることが出来ると考えています。（出典:Wikipedia）

仲裕行

仲裕行さんは1960年に東京で生まれ、1987年に東京芸術大学日本画科を卒業しました。彼は東京芸術大学大学院の平山郁夫教室で古典を学び、1988年に模写のため中国の敦煌・莫高窟に赴きました。
その後、中国や東南アジアに数多くの少数民族が暮らしている地域を訪れ、特に雲南省や貴州省など少数民族の宝庫と呼ばれる地には幾度となく足を運び、多くの作品を描いています。

「銀舞祭」という作品は仲裕行さんが描いた作品の一つで、郷さくら美術館などで展示されています。

• ミャオ族 – Wikipedia
• ミャオ族とは？中国の少数民族の一つである彼らの料理や文化 …
• 仲裕行 :: 略歴 :: 絵画買取・絵画販売専門店 – 株式会社シバヤマ
• 昭和61年度 「 夏の終りに 」 仲 裕行 台東区ホームページ
• 筑波大学附属図書館ポスターデータベース
• 仲裕行 ： 作家名データ＆資料一覧 | 収蔵品データベース | 郷
• バーシャー(ミャオ族＝中国の少数民族＝の部族)の歴史、読売
• 天心記念茨城賞 仲さんを表彰 – 茨城新聞クロスアイ
• 現代日本画の精華「’08年 前期展」－個展「仲 裕行
• ミャオ族 – Wikipedia

まず、吉井東人《大地》です。この作品は、アフリカの女性を描いたもので、初公開されたそうです。

背景には赤やオレンジの暖色系の色彩が使われており、熱気や情熱を感じさせます。女性の顔や髪飾りには金箔が施されており、光を反射して輝いています。

女性の表情は穏やかで優しく、大地に根ざした生命力を感じさせます。

最後に、佐藤 晨《道成寺 清姫》です。この作品は、桜花賞展と同時開催された「桜百景展」から選ばれたもので、初公開されたそうです。道成寺という能の演目をモチーフにした作品で、恋人に裏切られた女性が化け物になってしまうという悲劇的な物語です。女性は桜の木に縛られた鐘の中に閉じ込められており、激しい感情が表情や身体に表れています。桜の花は赤く染まっており、女性の怒りや哀しみを強調しています。

宮﨑 優《春宵》2019年 80号

大竹彩奈《散華》2014年 80号

西岡悠妃《阿波のおと》2023年 屏風(四曲半双)

《聖母子》 《堕天使A》《堕天使B》

上田勝也《人達》1995年 150号

畠中光享《爽朝の曲》1991年 50号

青山亘幹《桜の花飾り》2018年 30号

梅原幸雄《つきのゆふべ》1998年 150号

新生加奈《ピエタ》2015年 80号