草薙剣の神話:熱田神宮に響いた3人のアーティストによる八雲琴、歌声、そして語り

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令和五年七月二十二日、今日は名古屋の熱田神宮に行ってきました。御垣内参拝と、神殿での神話語り奉納に参加しました。ここでは草薙剣の神話が語り継がれています。その物語を聞くことができて、とても感動しました。
熱田神宮は歴史と文化と美味しいものが満載の素敵な場所です。

その感動的な体験を皆様にお伝えしたいと思います。

熱田神宮と草薙剣の神話

熱田神宮は、名古屋市熱田区にある古代からの歴史ある神社です。祭神は熱田大神と呼ばれる天照大御神の御子、瓊瓊杵尊です。瓊瓊杵尊は、日本の初代天皇である神武天皇の曽祖父にあたります。

熱田神宮の御神体は、三種の神器の一つである草薙剣です。草薙剣は、日本建国のシンボルとして、天皇家に代々伝えられてきた剣です。草薙剣は、古事記や日本書紀などの古典に登場する多くの神話に関係しています。

御垣内参拝と神話語り奉納

草薙剣の神話

熱田神宮のご厚意により、御垣内参拝という特別な参拝をさせていただきました。御垣内参拝とは、一般参拝者が立ち入ることができない境内の中心部分に入り、草薙剣が安置されている本殿に近づいて参拝することです。

御垣内参拝では、私たちは草薙剣が眠る本殿に向かって深々と頭を下げました。その時、私は草薙剣の重みや力を感じました。まるで、私たちの語りを待っているかのように。私たちは、その気持ちに応えるべく、神殿での神話語り奉納に臨みました。

語り部ふみの会は、熱田大神と草薙剣に纏わる神話を語り、奉納をされました。
奉納作品はいずれも、草薙剣に纏わるものです。

奉納曲は、「五十鈴川」。
八雲琴の楽曲の中でも、演奏されることの稀な作品です。
伊勢の神宮を流れる五十鈴川。

松浦千代子さんの八雲琴は天と地を繋ぐ響きだと思います。神話と八雲琴のコラボレーション、素晴らしいかったです。熱田神宮で聞くことができるなんて嬉しく思います。

八雲琴「五十鈴川」

八雲琴「五十鈴川」は、三種の神器を携えて伊勢に神宮を祀られた倭姫(やまとひめ)に思いを馳せた曲です。松浦千代子さんが美しい音色で演奏してくださいました。

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夕日の日照る国 吉村有里さん

「夕日の日照る国」は、瓊瓊杵尊と木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の出会いから三皇子誕生までを歌った曲です。吉村有里さんが情感豊かに歌ってくださいました。

尾張神話 草薙剣

「尾張神話 草薙剣」は、倭姫からヤマトタケル、尾張国の宮簀媛(みやすひめ)へと託された草薙剣の物語です。語り部ふみの会代表の田中ふみ枝が迫力ある語りで伝えました。司会は、河合弘子さんが務めました。

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お昼は宮きしめんへ

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熱田神宮に響いた3人のアーティストによる八雲琴と歌声、そして草薙剣の伝説の榊原平と田中ふみ枝さんとの画像

きよめ餅総本家

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そのあとは、熱田名物の「きよめ餅」=喜与め餅をいただきました。地元で有名で、やっぱり美味しいです。「きよめ餅」は、羽二重餅で漉し餡を包んだもので、「きよめ」という焼き印が押されています。この菓子の起源は、1785年(天明5年)頃に熱田神宮の西門の近くに「きよめ茶屋」という店があったという話に遡ります。参拝者は、きよめ茶屋で旅の疲れを癒してから神宮に参拝したそうです。その後、戦前に初代・新谷栄之助が伊勢神宮の赤福餅のような名物を作ろうと考えて、「きよめ餅」と名付けた菓子を考案しました。現在は、名鉄神宮前駅前に「きよめ餅総本家」という店舗があります。「きよめ餅」は、季節によって色や味が変わります。例えば、春は桜味、夏は抹茶味、秋は栗味などです。「きよめ餅」は、熱田神宮の参拝者や観光客に人気のお土産やおやつです。熱田神宮は歴史と文化と美味しいものが満載の素敵な場所です。

《きよめ餅総本家》

名古屋市熱田区神宮三丁目7番21号

電話:052-681-6161

FAX:052-681-6160

営業時間 AM8:30〜PM6:00(年中無休)

きよめ餅

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