平成28年建中寺 施餓鬼会へ
平成28年7月23日に名古屋市東区にある 尾張徳川家 の菩提寺の 建中寺 (浄土宗)で行われた「施餓鬼会」に行ってきました。
「筝曲千景の会」の浅井大美子先生のお箏、そして田中ふみ枝さんの語りを聞かせていただきました。
お施餓鬼法要とは?
お施餓鬼法要とは、餓鬼道で苦しむ衆生に食事を施して供養することで、またそのような法会を指す。特定の先祖への供養ではなく、広く一切の諸精霊に対して修される。 施餓鬼は特定の月日に行う行事ではなく、僧院では毎日修されることもある。
施餓鬼会とは?
施餓鬼会とは、如来の大悲によって、修道の障害をする餓鬼に飲食を施す法会である。いつの時代からか、盂蘭盆会の前後にこれを行ない、その善根功徳によって三界万霊有縁無縁の亡霊の得脱さらには、志す精霊の追善に資する法会となった。施餓鬼の特別な陀羅尼をあげて先祖代々の廻向をし、説教、塔婆廻向などが行われる。
施餓鬼会とは、亡くなった先祖や故人の供養をする法要です。施餓鬼とは、飢えや渇きに苦しむ餓鬼道に堕ちた霊のことです。施餓鬼会では、僧侶が経文を読み上げたり、食物や水を供えたりして、施餓鬼の苦しみを和らげます。また、参加者もお経を唱えたり、線香をあげたりして、故人に思いを馳せます。
建中寺とは
建中寺は名古屋市東区にある浄土宗のお寺です。尾張徳川家の菩提寺として知られています。徳川家康の父、松平広忠公が開基となり、慶長元年(1596年)に創建されました。境内には尾張徳川家の墓所や歴代藩主の位牌があります。また、国宝の木造阿弥陀如来坐像や重要文化財の木造観音菩薩立像など、多くの文化財も所蔵しています。
徳興山 建中寺とは?
建中寺(けんちゅうじ)は、愛知県名古屋市東区筒井にある浄土宗の寺院。山号は「徳興山」。本尊は阿弥陀如来。江戸時代を通じて代々の尾張藩主の廟が置かれていた。建中寺 … 慶安4年(1651)尾張二代藩主光友が、父義直の菩提のために創建し、以後、尾張徳川家の菩提となった浄土宗の寺。本堂裏には、県文化財指定の権現造りの霊廟があり
徳川家康・徳川宗春の生きざま 講師 東海学園大学教授 安田文吉
徳川家康・徳川宗春の生きざまを学ぶ
先日、東海学園大学教授の安田文吉先生の講演会に参加しました。テーマは「徳川家康・徳川宗春の生きざま」でした。安田先生は、徳川家康とその孫である徳川宗春の人物像や政治思想を、歴史的な背景や史料に基づいて分析されました。私は徳川家について興味があったので、とても勉強になりました。
徳川家康とは
安田先生によると、徳川家康は、戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将であり、江戸幕府の初代征夷大将軍です。三河国の国人・松平氏の出身で、幼名は竹千代といいました。今川氏や織田氏の人質として過ごした後、今川氏から独立して織田信長と同盟を結びました。信長が本能寺の変で死亡すると、天正壬午の乱を制して甲斐国や信濃国を手中に収めました。その後、豊臣秀吉に臣従し、小田原征伐後に関東へ転封されました。秀吉没後に関ヶ原の戦いで西軍を破り、全国支配を確立しました。1603年に征夷大将軍に任命され、江戸幕府を開きました。1615年に大坂の陣で豊臣氏を滅ぼし、日本統一を完成させました。安田先生は、家康がその政治手腕や人間性で多くの人々から尊敬されたことや、264年間続いた江戸幕府の祖として「神君」と呼ばれたことなどを紹介されました。
徳川宗春とは
安田先生によると、徳川宗春は、徳川家康の孫であり、尾張徳川家の第7代当主です。名古屋藩主前は梁川藩主でした。名古屋藩主就任時に8代将軍・徳川吉宗から偏諱を授かって「宗春」と改名しました。安田先生は、宗春が名古屋城下では祭りや芝居などを奨励し、規制緩和政策を行ったことや、政治宣言の著述『温知政要』を書いたことなどを紹介されました。また、宗春が尾張徳川家の菩提寺である建中寺(浄土宗)で施餓鬼会を行ったことや、「筝曲千景の会」の浅井大美子先生のお箏と田中ふみ枝さんの語りを聞いたことなども話されました。
感想
安田先生の講演会は、徳川家康と徳川宗春の生きざまを知ることができるとても興味深いものでした。徳川家康は日本統一の英雄であり、徳川宗春は名古屋の文化を発展させた先覚者であると感じました。安田先生には感謝の気持ちでいっぱいです。また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。
(1) 徳川宗春 – Wikipedia
(2) 徳川家康 – Wikipedia.
(3) 徳川家について | 德川記念財団 – TOKUGAWA.
筝曲千景の会の演奏と語り
私が建中寺での施餓鬼会に参加したのは、筝曲千景の会の浅井大美子先生のお箏と田中ふみ枝さんの語りを聞くためでした。筝曲千景の会は、日本古典文学や歴史物語をお箏と語りで表現するグループです。浅井大美子先生はお箏奏者であり、田中ふみ枝さんは語り部であります。
この日は、お箏の美しい音色と語りの感情豊かな声が、古典文学の世界を生き生きと描き出していました。私はその演奏と語りに聞き入ってしまいました。
お琴 浅井大美子先生、語り 田中ふみ枝先生
感想
建中寺での施餓鬼会は、私にとって貴重な体験でした。故人や先祖に感謝する気持ちや、古典文学に触れる楽しさや感動を味わうことができました。筝曲千景の会の浅井大美子先生と田中ふみ枝さんには感謝の気持ちでいっぱいです。また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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