
2026年4月14日、特別なご縁をいただき、東京・広尾にある駐日オマーン・スルタン国大使館を訪問してきました。そこには、私たちが抱く「砂漠の中東」というイメージを鮮やかに塗り替える、豊かで平和な文化が広がっていました。



1. 海洋帝国としての誇りと日本との「ロマンス」
館内に入ってまず目を引くのは、精巧な帆船の模型です。オマーンはかつて、アフリカのザンジバルまで支配下に置いた強大な海洋帝国でした。
マジュリスに入ると、高貴な乳香(フランキンセンス)の香りに包まれます。ここで「三種の神器」と呼ばれるおもてなしを体験しました。
マジュリスに入ると、高貴な乳香(フランキンセンス)の香りに包まれます。ここで「三種の神器」と呼ばれるおもてなしを体験しました。
- 乳香 ゲストを清め、歓迎するための香り。
- オマーン・コーヒー(カフワ) カルダモンが香る爽やかなスパイスコーヒー。
- デーツ 砂糖を入れないカフワにぴったりの、天然の甘み。

4. 誤解だらけの「女性の地位」と社会進出
ハリウッド映画などで描かれる「抑圧された中東の女性像」は、オマーンには当てはまりません。法的な男女平等が保障され、大臣や大使、エンジニアとしてバリバリ働く女性たちが当たり前に存在します。伝統を重んじながらも、最先端の教育を受けて社会を牽引する彼女たちの姿こそが、現代オマーンの真実です。
5. 伝統と未来の共存
今回の訪問で最も印象的だったのは、歴史的な「ニズワ・スーク」や「世界遺産」などの伝統を誇りに思いながらも、未来の物流ハブ「ドゥクム」や環境に優しい「グリーン水素」のプロジェクトを加速させているスルタンの強力なリーダーシップです。


まとめ
オマーンは、ただ「豊かな産油国」である以上に、「精神的な豊かさと対話の文化」を持つ、とても美しい国でした。乳香の香りに包まれながら過ごした時間は、世界平和への希望を感じさせてくれる、忘れられない体験となりました。