新しい一年が始まり、街が少しずつ日常の呼吸を取り戻し始める1月6日。私にとってこの日は、フランスの伝統菓子であるガレット・デ・ロワを囲み、静かに新しい季節を寿ぐ大切な2026年 エピファニー(公現祭)のひとときです。
例年であれば、お気に入りのお店で予約したものを手に取るのが常でした。しかし、今年はふとしたきっかけから、自分の手でこの「王様の菓子」を焼いてみようと思い立ちました。
DONQでの出会いと、ふくらむ「手作り」への想い
きっかけは、年明け間もない1月2日に立ち寄ったDONQ(ドンク)でのひと幕です。並んでいたガレット・デ・ロワは、税込3,240円。数年前までは2,000円台で手に届いた記憶を辿ると、物価高騰の波がこんなところにも……と、少しだけ立ち止まってしまいました。





けれど、ただ「高いから」という理由だけではありません。何より「1月6日の当日に、一番美味しい状態で味わいたい」という、少しわがままな願いが胸の中に芽生えたのです。ならば、納得のいく材料を揃えて、自分だけの贅沢を詰め込んでみよう。そう決めてからは、急ぎ足で準備を始める時間がとても愛おしく感じられました。
マロングラッセとはちみつ、そして静かな没頭の時間
自作するからには、素材の一つひとつにも自分の「好き」を忍ばせたい。そう思って選んだのは、深いコクを添えてくれるはちみつと、贅沢なマロングラッセでした。
優しい甘みのクリームを練る
- ミニパックバター 60g(丁寧に室温に戻して)
- はちみつ 45g
- 溶き卵 大玉1個分
- アーモンドパウダー + 砕いた生クルミ 計60g
- 薄力粉 10g
- マロングラッセ 幸せを感じる分だけたっぷりと

はちみつを使ったクリームは、お砂糖とはまた違う繊細さがあります。バターと分離してしまわないよう、卵を5〜6回に分けて少しずつ、少しずつ馴染ませていく作業。
太陽の模様に願いを込めて
パイ生地を広げ、ずっしりとしたマロンクリームを包み込みます。中央には、誰に当たるかはお楽しみの、一粒のアーモンド。
表面には、フォークの先を使って「太陽」の模様を描きました。力強く空へ広がる光の筋は、大地の恵みと生命力を象徴する伝統的な意匠です。これからの新しい一年が、この模様のように明るい光に満ちたものになるよう、一筆一筆に願いを込めて。
キッチンに満ちる、焼き立ての香り

日立製のオーブンレンジが予熱を終え、生地を迎え入れます。200℃の熱が、パイを黄金色に染め上げていく約30分間。キッチンには、バターと栗、そしてはちみつの芳醇な香りがふわりと立ち込め、幸せな予感で満たされました。

焼き上がったガレット・デ・ロワをカットすると、中からは大粒のマロングラッセが顔を出します。サクサクと音を立てる生地、はちみつの深み、そしてクルミの香ばしさ。1月6日に間に合わせたいという一心で作った甲斐もあり、その味わいは言葉にならないほど格別なものでした。

2026年 エピファニーを終えて
パイシートを広げ、特製のマロン&ナッツクリームをたっぷりと。 はちみつを使っているので、混ぜている時から甘く幸せな香りが漂います。
物価高という少し厳しい世の中ではありますが、こうして手間暇をかけ、自分の「美味しい」に正直に向き合う時間は、それ以上に豊かな恵みをもたらしてくれました。
2026年 エピファニーを、自作ガレット・デ・ロワで祝いませんか。1月6日の当日に味わうため、急きょ手作りした随筆風の記録です。マロングラッセとはちみつを贅沢に使い、物価高騰の中でも心豊かに過ごすおうちカフェのひととき
- 甘み お砂糖の代わりに「はちみつ」を使用。しっとりしたコクと艶が出ます。
- ナッツ アーモンドパウダーに砕いた**「生クルミ」**をブレンド。香ばしさと食感がアップ!
- 贅沢具材 砕いた**「マロングラッセ」**をこれでもかというほどクリームに混ぜ込みました。
- フェーブ 陶器の人形の代わりに、**「一粒のアーモンド」**を。誰に当たるかワクワクです。
<!– 画像:galette_forming_20260106.jpg –>
タグ: #ガレットデロワ #エピファニー #手作りお菓子 #マロングラッセ #はちみつスイーツ #おうちカフェ
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