Hothouse Earth
The Anthropocene: Where on Earth are We Going?”
半年前発表された”Hothouse Earth”論文の筆頭著者の Will Steffen 教授の来日講演 “The Anthropocene: Where on Earth are We Going?”（スウェーデン王立アカデミー主催）でした。
この論文では、地球が温暖化のポイント・オブ・ノーリターンを超えて、不可逆的に高温多湿の状態に陥る可能性が警告されています。
Steffen 教授は、人類が地球システムに与える影響がどれほど大きく、どのようなフィードバックループが作動しているかを示しました。
また、この危機に対処するためには、科学的な知見だけでなく、社会的・政治的・経済的な変革が必要であると強調しました。彼は、人類が自然と調和した持続可能な社会を築くことができるかどうかは、私たち次第だと述べました。
2050年までに本気でカーボン・ニュートラルを実現しないと人類には未来がない。これから数十年で世界の在り様が大きく変わる。変えていくしか生き残れない。人類にとってピンチであり、変革のチャンスでもある。
この講演では、地球温暖化がもたらす深刻な影響と、それを防ぐために必要な行動について、科学的な根拠とともに説明しました。
地球はすでに危険な温度上昇の域に入っており、自然システムが崩壊する可能性が高いと警告しました。
その結果、地球は人間が住めない状態に陥るかもしれません。
この危機を回避するためには、人類は急速に化石燃料の使用をやめて、再生可能エネルギーに切り替える必要があります。
また、森林や湿地などの生態系を保護し、炭素吸収能力を高める必要があります。
さらに、社会や経済の仕組みを変えて、持続可能な発展を目指す必要があります。
これらのことは困難ではありますが、不可能ではありません。
人類は過去にも大きな変化に対応してきました。今こそ、共通の目標に向かって協力し、行動する時です。
